変化し続ける世界に対応し、真の価値を提供し続ける

　世界は現在大きな変化の真っ只中にあり、さらにその変化は加速度を増しています。変化の最も大きな要因はネット化・IT（情報技術）のイノベーションの進展とグローバル化です。当事業本部もネット化やITにより効率性を徹底して追求し、専用サイト（「広告無料相談／見積サイト アドネル」http://kokokufree.com/）の立ち上げや新たな技術への対応等を積極的に図ることで、引き続きお客様に最適なサービスを提供して参ります。

　しかし、新たな世界の大変革期におけるビジネスのあり方は、さらに質の異なるより大きな対応を迫られています。あらゆる情報が瞬時に世界中に伝達できるようになったことと、アウトソーシング（外部委託）できる業務がコストの安い新興国にシフトしていることが相まって、従来型のビジネスモデルの急速な陳腐化やコモディティ化が各所で起こっています。

　広告業界も世界の大きな変化の波から逃れることは出来ません。ネット社会の進展で消費者は求める情報にいつでも誰でもアクセスできる状況となっているため、情報の非対称性を前提としてクライアントと消費者を結びつける従来型の「広告代理業ビジネスモデル」は限界が明らかとなっています。

　このように世界が大きく変化していくなかで、今後最も重要な経営手法となるのはクリエイティビティと考えられます。もとより定量的な分析手法は重要ですが、IT化とグローバル化の著しい進展により、どのような業界でも「安くて品質が良い」というだけではもはや競争力はありません。

　感性やデザイン、物語といったものに裏打ちされた調和や全体性を生み出すクリエイティビティこそが、消費者への共感や訴求力を呼び起こし、差別化されたビジネスモデルの構築につながるのです。

　当事業本部は、老舗出版社であるダイヤモンド社のDNAを受け継ぎつつ、現在フィスコというネット金融情報メディアの部門として、時代の最先端をリードできる戦略を生み出す組織的能力を保有しています。フィスコは自前のコンサルティング部門やM＆A部門を持っている他、多くの上場企業と構築した企業ネットワークに基づくプラットフォーム型事業を展開していることから、当事業本部はフィスコの定量的・分析的コンサルティングやIRスキルを下敷きにしつつ、コミュニケーション・プロトタイピング、行動指向型統合ブランディングコミュニケーション、という独自のコンサルティング手法をベースに、お客様のニーズを超えた能動的で全社的なクリエイティブ戦略を提案することが可能です。

　このような「フィスコダイヤモンドエージェンシー事業本部」だからこそ提供できる、現代社会においてお客様にとって本当に価値のあるクリエイティビティに重点を置くことで、従来型の広告代理業ビジネスモデルの効率化だけにとどまらない、企業価値と存在意義を考慮したクリエイティビティの提供を軸とした、新たな広告代理業ビジネスモデルを推進する所存です。

　今後も当事業本部はネット化やグローバル化によって大きく変化し続ける世界に対応して、真の価値を提供し続けることができる広告事業を目指します。